10・15モード燃費ってどう測定する!?
乗り方や乗る環境によって燃費に差が出るのものです。
そこで、市街地を想定した10項目の走行パターンでテストするものを10モード燃費。
さらに、郊外を想定した15項目の走行パターンを加えたものを10・15モード燃費といいます。
このテストでは、実走することはなく、シャーシダイナモという機械の上でテストします。
10モード燃費測定
- アイドリング状態(20秒)
- 20km/hまで加速する(7秒)
- 20km/hをキープして走行(15秒)
- 20km/hから減速して停止(7秒)
- アイドリング状態(16秒)
- 40km/hまで加速する(14秒)
- 40km/hをキープして走行(15秒)
- 40km/hから20km/hまで減速(10秒)
- 20km/hから40km/hまで加速(12秒)
- 40km/hから減速して停止(17秒)
15モード燃費測定
- アイドリング状態(65秒)
- 50km/hまで加速する(18秒)
- 50km/hをキープして走行(12秒)
- 40km/hに減速して走行(4秒)
- アクセルをオフにした状態(4秒)
- 40km/hから60km/hまで加速(16秒)
- 60km/hをキープして走行(10秒)
- 60km/hから70km/hまで加速(11秒)
- 70km/hをキープして走行(10秒)
- 70km/hから50km/hまで減速(10秒)
- 50km/hをキープして走行(4秒)
- 50km/hから70km/hまで加速(22秒)
- 70km/hをキープして走行(5秒)
- 70km/hから減速して停止(30秒)
- アイドリング状態(10秒)
上記10モードでの測定を3回、15モードでの測定1回の結果から燃費が算出されます。
この間、車両から排出されるガス中のHC,CO,CO2の排出量(g/km)も測定し、
カーボンバランス法により燃費を計算します。
実際には、このテストの10・15モード燃費は参考程度と考えるのがよいでしょう。
乗り方ひとつで燃費が変わってしまします。