ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い

一口にチーズと言ってもその種類はいろいろ。
簡単に言えば、チーズとは乳酸菌で発酵させたり酵乖で固めたりしたミルクから水分を抜いたものです。
使われているミルクも牛をはじめ、山羊や羊などがあります。

 

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い

ナチュラルチーズ

『ナチュラルチーズ』は、新鮮なミルクに乳酸菌を加え、乳を固めるレンネットという酵素を加えて固形状にします。
そこから更に様々な工程を経て、余分な水分やホエー(乳清と言います)を除いてできあがるのがナチュラルチーズです。

 

必要以上の熱をかけていませんので、乳酸菌が生きたままで封じ込まれているのが特徴です。
この乳酸菌がチーズを熟成させておいしいチーズを作ります。

 

ナチュラルチーズは、熟成方法や風味などから更に7つのタイプに分類できます。

 

プロセスチーズ

『プロセスチーズ』は、ナチュラルチーズを原料として作られます。
細かく刻んだナチュラルチーズを加熱して、溶かして固めたもの、つまりはナチュラルチーズに熱をかけて作ったものです。
この際に殺菌処理も行われ、チーズを熟成させる微生物や酵素の働きを止めてしまうため、味に深みが出ることはありません。
それと引き換えに保存性に優れており、「いつ食べても同じ味」の、多くの人が食べやすいような無難な味に加工されているものがほとんどです。
一般に市販されているチーズは、ほとんどがこのプロセスチーズです。

 

 

チーズ本来のおいしさを楽しみたいなら、ナチュラルチーズを味わうのがいいでしょう。