チーズは大きくナチュラルチーズとプロセスチーズの2つに分けることができます。新鮮なミルクからそのままつくったものと加工してつくったもの。それぞれのの違いについて分りやすく解説しています。
表面が白カビに覆われているタイプで、代表的なものがあの『カマンベール』。
白カビによる熟成で、刻々と変化する味を比べながら食べるのもいいでしょう。
伝統的なカマンベールやブリーなどは、白かびが作り出す酵素の働きで、表面から中心に向かい熟成が進んでいきます。
白かびが真っ白い状態でも芯はなめらかで、風味はとても穏やかです。熟成がつくるうまみは弱く、低塩でくせのない風味に仕上げています。
クリ―ミーでマイルドな口あたりのものが多く、それほどクセは強くありませんので、初心者の方の入門チーズとしてもオススメです。
中でも脂肪分が高めなもの(60%以上)は、まるでさっぱりとしたバターを食べているようなコクがあり、初めての方でも食べやすいでしょう。
ミルクに生クリームを加えて作るチーズで、生クリームを多く入れるとよりクリーミーになります。ダブルクリームは固形分中乳脂肪分が60〜75%、トリプルクリームは75%以上。
カロリーが高いので食べすぎには注意しましょう。
中には強烈な個性派もあります。
よく熟した白かびチーズは充分に膨らみ、外側から中心にかけて均等に柔らかいです。表面の白かびがややオレンジ色がかると完熟状態であると判断できます。
ただし乳脂肪の高いものは、白かびが白く美しいうちでも食べ頃となります。過熟のものはアンモニア臭が強くなります。
保存はラップで包み冷蔵庫の野菜室に。熟成が進んでいくためできるだけ早く食べ切るようにしましょう。
カマンベール、バラカ、スプレム、カプリスデュー、ヌフシャテル、クータンセ、サンタンドレ