フォンティーナの特徴・食べ方
フォンティーナ(Fontina)のチーズの特徴
北イタリアのヴァッレ・ダオスタ地方でつくられるチーズがフォンティーナです。
正式名をフォンティーナ・ヴァッレ・ダオスタといい、ヴァッレ・ダオスタ地方以外の場所でつくられるチーズは、たとえ同じ製法でもフォンティーナとはいわずにチーズ・フォンタルと呼ばれます。
フォンティーナはイタリアの、山のチーズの代表的存在。
マイルドであっさりしていますが、少しクセのある匂いが個性的、ほのかに香るナッツの風味とハチミツのような甘みがあります。
加熱して溶かすことにより、ウォッシュタイプのような強い匂いとコクのある味わいに変わります。
6〜9月に山でつくられるものは、アルペッジョと呼ばれ、特に珍重されます。
この時期のチーズは熟成期間をへて、食べごろは秋から冬。
イタリア風チーズフォンデュ「フォンドゥータ」の材料に不可欠で、時期もぴりたりと旬に重なります。
- タイプ:セミハード
- 原産地:イタリアヴァッレ=ダオスタ州
- 乳種:牛
- 脂肪分:最低45%
フォンティーナのチーズの食べ方
やはり土地の名物料理フォンドゥータがおすすめ。
フォンティーナに牛乳、バター、卵を加えてつくるイタリア風フォンデュは、寒い冬にはなによりのごちそうです。
また溶かしてじゃがいもにつけて食べても。
ワインは熟成したマイルドな赤を選びましょう。
キャンティのリセルバがおススメ。