羊乳特有のうまみを持ちながら、ハチミツのような上品な甘みが残るのが特徴。濃厚でこってりとしていながら、クセなく食べやすいチーズ。
ピエモンテ州の村カステルマーニョーの農家でつくられるチーズ。
個性的な味わいが魅力的。
イタリアではワンランク上のチーズとして扱われていて、高級レストランのメニューで見かけます。
ほのかな酸味と独特の発酵臭を持ち、ぽそぼそとした生地を口に含むと、ふわっと風味が広がる、奥の深い味です。
この持ち味を決めているのは独特の製法。
麻袋にカード(凝乳)を入れ、つるして水きりをして、こまかく砕き塩をまぜて、型に入れてととのえたあとに、発酵させるというものです。
表皮はしわしわで灰色。
赤や黄色の自然のカビにおおわれていて、熟成が進むと亀裂に青カビが発生します。
このチーズをおいしくする青カビが出てきたら食べごろです。
ボディのしっかりした赤ワインとの相性がよいです。
テーブルチーズとしてもよく、生クリームと合わせると、おいしさが引き立ちます。
料理のソースに使ってみてもよいでしょう。
パスタや湯野菜にかけても。