ラスケーラの特徴・食べ方

ラスケーラ(Raschera)のチーズの特徴

ピエモンテ州クネオ県の谷あいの盆地でつくられるチーズです。
さらに標高900m以上のところで製造したラスケーラは、ディ・アルペッジオ(高地牧場製)と表示できます。

 

見た目はゴッゴツしていて、赤みを帯びたグレー色。
熟成が進むにつれて、赤っぽいしみが浮き出てきます。

 

味は、若いうちは上品でデリケート。
熟成すると深みとコクが増します。
組織はかためながらしっかりとした弾力があり、飾りけのない素朴なおいしさです。
形は角型と丸型の2種類。
四角いものは、ラバの背中に積みやすくするためにこの形になったようです。
近年は、角の丸い四角形が主流です。

 

  • タイプ:セミハード
  • 原産地:イタリアピエモンテ州
  • 乳種:牛、山羊または羊を加えることも。
  • 脂肪分:最低32%

 

ラスケーラのチーズの食べ方

テーブルチーズとしてよく使われます。
産地ではしっかり熟成させたものを野菜のスープに入れたりします。
ワインは赤がよいでしょう。
バルベーラ、ドルチェットなどがおすすめ。

 

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