羊乳特有のうまみを持ちながら、ハチミツのような上品な甘みが残るのが特徴。濃厚でこってりとしていながら、クセなく食べやすいチーズ。
長い歴史を誇るチーズ。
山の羊飼いが伝統的につくり継いできた、トラディショナルチーズの一つです。
使われるミルクは、サルデーニャ種ムフローネの血筋を引く羊乳。
ムフローネはサルデーニャやコルシカにいる野生の羊で、このチーズの味わいは野性味あふれるナチュラルなもの。
深みのある味とほんの少しの辛さがあり、羊らしいマイルドなやさしさが感じられます。
「サルデーニャの花」という芳しい名を持つこのチーズは、円錐台形が2つ、底面で合わさったような形をしています。
熟成はアトリエの上の棚で行われるので自然にスモークされ、表皮の色は濃い黄色から、グレー、黒に近い荼褐色をしています。
ボディのしっかりしたものよりは、軽めの赤ワインがこのチーズには合います。
熟成期間が短いものはテーフルチーズとして、そのまま食べるのがベスト。
半年以上熟威したものは、おろして料理に使うとおいしい。