羊乳特有のうまみを持ちながら、ハチミツのような上品な甘みが残るのが特徴。濃厚でこってりとしていながら、クセなく食べやすいチーズ。
スイスの北東、アルプシュタイン山脈のふもとのアッペンツェル地方が産地。
ラベルには州の紋章である2本足で歩くクマの絵が描かれています。
このチーズは、西暦800年ごろ、シャルルマーニュ大帝の食卓に並んでいたといわれています。
誕生はさらにさかのぼり、相当長い歴史があります。
このチーズ、強い味と香りを持つちます。
スパイスを加えた白ワインやシードルの中に熟成前に数日間漬け込むか、熟成中にこの液に浸した布でふくという、伝統的な製法でつくられています。
熟すとグリュイエールに似た独特のうまみがあらわれ、さらに熟成が進むとスパイシーなコクが感じられます。
熟成の若い順から銀(熟成最低3〜4ヵ月)・金(熟成最低4〜5ヵ月)・黒(熟成最低6ヵ月以上)とラベルの色が変わるので、ラベルの色で選びましょう。
薄く切ってそのまま食べてもよいでしょう。
黒コショウをかけたり、サラダに散らしても美味。
また、溶かしたり粉にしたりして、いろいろな料理にも使えます。