ラングルの特徴・食べ方

ラングル(Langres)のチーズの特徴

このチーズの特徴は、上面にフォンテーヌ(泉の意)と呼ばれるくぽみがあること。
通常のチーズはふっくらしたものがほとんどなのに、くぼみがあるユニークな形。
このくぼみは、熟成させるときに一度も反転させないことでできる自然の重みでくぼんだものです。熟成が進めば進むほどくぼみも大きくなってきます。
通はこのくぼみにシャンパンやマール酒を注いで、熟成を楽しみます。

 

表面はベタベタに濡れて光っています。
匂いは強く、熟成は芯まで達しています。
色も最初は白味を帯びていたものが、熟成が進むにつれて黄色、オレンジ、赤茶に変化していきます。
シルキーな舌ざわりで、ねっとりとした感触と強い匂いを同時に味わいます。
ラングルは舌の上でさっと溶けていくような食感です。
それでいて味は濃厚。
舌を刺激する塩味が全体を引き締めて、ほどよいアクセントとなっています。
エポワスよりは、マイルド。

 

またベニの木からとったロクーという染料を表面の着色に使うことがあります。
ロクーとはチーズやバターの着色に使われる天然染料。

 

フランスのラングル高原が原産地。

 

  • タイプ:ウオッシュ
  • 原産地:フランスシャンパーニュ地方ラングル高原
  • 乳種:牛乳
  • 脂肪分:最低50%

 

ラングルのチーズの食べ方

愛好家か熟成させるときに使うシャンパンやマール酒がおすすめ。
やや重いお酒を選ぶと、濃厚な味によくマッチします。
ブドウ入りクルミパンやパン・ド・カンパーニュなどが合います。

 

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