ねっとりとクリーミーで、ほのかなミルクの甘みと食べたあとで鼻に残るチーズの香り。何度も洗うので強い香りがありますが、皮までしっかり食べられます。
1794年、フランス革命から難を逃れてきた司祭(キュレ)が、ナントの町でチーズをつくったのが始まり。
キュレ・ナンテやキュレとも呼ばれています。
もともとは風味の強いチーズだったのですが、工場で作るようになってからは、やさしくなったといわれています。
表皮は濡れて柔らかく、ウォッシュチーズ特有のべ夕べ夕感がありますが、口に入れるとおだやかで食べやすく、むっちりとして弾力があり、熟成してもトロトロしません。
オレンジ色の表皮に角の丸い四角形をしていて、力ットするとクリーム入りの生地に気孔が少しあるのがわかります。
一般には強いチーズとされていますが、クセが少なく、初心者でも大丈夫でしょう。
ジャガイモ料理に使ったり、バン・ド・カンパ一ニュと食べるとおいしいです。
ワインはナント産の白ワイン、ミュスカデやグロ=プランがおすすめ。
またはボリュームのある白ワインを用意するとよいでしょう。