ロカマドゥールの特徴・食べ方

ロカマドゥール(Rocamadour)のチーズの特徴

以前はカベクー・ド・ロカマドゥールと呼ばれていましたが、1996年にAOCを獲得した際にロカマドゥールの名前に統一。
カベクーが中世のプロヴァンス語で小さい山羊のチーズを意味し、ほかにもこの名前を冠したチーズがたくさん存在してまぎらわしいので、ロカマドゥールとだけ呼ぶようにしたのです。

 

小ぶりで皮ごとひと口で食べられる大きさが魅力。
このチーズは通常のシェーヴルと違って、ぼろぼろせず□当たりがシルキー。
組織は緻密で甘味があり、良質なミルクの香りとコクが特徴。
クセがなく、ミルクの風味がやさしい味のチーズに仕上がっています。
製造から7〜10日たったころ、表面がうっすらと粉をふいたような状態になったら食べごろのサイン。
日本に輸入され店頭に並ぶころがちょうど食べどきなので、買ったらすぐに食べるようにしましょう。
1〜2ヵ月熟成させるとピリッと辛口になり、こちらもなかなか味わいがあります。

 

山羊乳だけでなく羊乳を原料とする場合もあります。

 

  • タイプ:シェーヴル
  • 原産地:フランス ケルシー地方
  • 乳種:山羊
  • 脂肪分:45%

 

ロカマドゥールのチーズの食べ方

フレッシュなイチゴ、サクランボ、洋ナシなど果物と一緒に。
ワインは、産地を合わせてケルシー地方など南西部産のロゼか、赤がおすすめです。
オリーブオイルをさっとかけ、オーブンで焼くと、また違ったおいしさが楽しめます。