山羊らしい酸味とミルクのまろやかさが絶妙のさわやかな風味のチーズ。熟成につれて、周りの木炭粉が黒からグレーに変わります。
数少ない羊のソフトチーズ。
このチーズの産地、ルエルグ地方といえば、三大ブルーチーズのひとつのロックフォールが有名ですが、ペライユもこの地方の昔からあるチーズで、最近人気と知名度が上がったチーズ。
濃いクリームのようにねっとりしていて、クセのないチーズで食べやすさは抜群。
少し熟成させて、とろりとやわらかくなったころが食べごろです。
羊特有のマイルドな甘さが持ち味で、熟成してもピリピリとはしません。
食べると羊のミルクのほんのりとした甘さが、口の中いっぱいに広がります。
それでいてあと味はさわやかなので、たくさん食べらるでしょう。
自宅で食べるときに、もし若いようならラップに包んでおくと、トロトロのチーズに変身します。少しオレンジ色がかった白っぽい外観が、上品な印象です。
そのまま食べてもよいですし、トロトロになったものをバンに塗ってもよいでしょう。
いずれにしてもチーズそのものの味を楽しむとよいでしょう。
ワインはプルゴーニュ地方の赤、ポジョレーなどがおすすめです。