山羊らしい酸味とミルクのまろやかさが絶妙のさわやかな風味のチーズ。熟成につれて、周りの木炭粉が黒からグレーに変わります。
デコレーションがおもしろいチーズ。
コルシカ島産のチーズで、ローズマリー、サリエット、コショウなど、ハープがまぶしてあり、上には赤いトウガラシやジュニパーベリーがのっています。
まず乾いた香草の強い香りが鼻を刺激します。
チーズ自体が羊でできているので、それだけでもコクがあります。
周りにつけたハープの風味が浸透し、よりおいしくなっています。
きめ細かい身、軽い酸味。
表面をさわってみてかさかさと乾いていたら、食べどきです。
ラップにくるんで熟成させ、やわらかくしたものを好む人もいます。
食べるときにハープやカビが気になるようなら、とり除いて食べるとよいでしょう。
まったく同じチーズで、形とトッピングを変えたものにブラン・ダムールがあります。
コルシカ島の赤・白ワイン、手に入らなければ辛口の白かロゼが合います。
ハープの匂いが南仏を連想させるチーズなので、冷やしたワインで暑い日に食べのもいいでしょう。