山羊らしい酸味とミルクのまろやかさが絶妙のさわやかな風味のチーズ。熟成につれて、周りの木炭粉が黒からグレーに変わります。
ピエモンテ州の小さな山の村でつくられている伝統的なチーズ。
この村でつくられたものだけがムラッツァーノを名のることができます。
羊乳らしいほのかな甘みと豊かな風味に、洗練されたデリケートなおいしさが融合して、マイルドでとても食べやすいです。
羊乳を6割使うことが義務づけられていますが、あとの4割は自由。
牛乳を使ってもよく、もちろん羊乳100%でもよいです。
見た目は、フレッシュなうちはミルク色ですが、熟成が進むにつれて光沢を帯び麦わら色に変わっていきます。
味もマイルドだったものが、長く熟成させたものはしっかりとした味になります。
これを壺に入れて保存すると刺すような辛さのチーズが出来上がります。
熟成の若いものは薄くスライスしてオリーブオイルとバジルをかけて食べるといいでしょう。
ピエモンテ州産の赤ワインを添えてお召し上がりください。