山羊らしい酸味とミルクのまろやかさが絶妙のさわやかな風味のチーズ。熟成につれて、周りの木炭粉が黒からグレーに変わります。
牛、馬、羊、ヤクなどの乳から作り、水切りしたカードを天日干しにします。
乾燥させとても硬いチーズです。
加熱、攪拌(かくはん)の過程で表面に浮いて分離した脂肪分の高い生クリームのようなリッチな「ウルム」ができます。
脂肪をとったスキムミルクを温めヨーグルトの種菌を加えて一晩発酵させます。
それをアルコール発酵させると馬乳酒「アイラグ」が、それを蒸留してアルコール度40%以上の「アルヒ」ができます。
アルヒの副産物からカッテージ・チーズ「アールツ」とホエーになり、そのアールツを乾燥させると「アーロール」がつくられます。
モンゴルではアーロールをゲルの屋根の上にひろげ、夏の太陽で乾かし、冬でも食べれるように保存します。
さまざまなアーロールの商品がありますが、ほとんどが固く乾燥させた物です。
保存食に最適
保存が効くので一度に大量に作れます。
完璧に脱水させれば、保存食としていつでも食べられます。
味は乾燥して旨みが凝縮しているため、噛めば噛むほど旨みが出ます。l
軽く炙ると柔らかくなる。酒のつまみには持ってこいです。