コンテの特徴・食べ方

コンテ(Comte)のチーズの特徴

フランス人に最も親しまれているチーズが、このコンテ。
スイスのグリュイエールと製法が似ていて、
AOCのチーズの中では、フランス最大の生産量を誇ります。

 

人気の秘密はバランスのよさにあります。
食べやすいけれど複雑な味わいと、カジュアルでありながら質が高いため、毎日食べても飽きがこないでしょう。

 

味の特徴は、香ばしいナッツの風味があること。
そこに濃厚なミルクのコクが加わわっています。
しっかりとした味わいながら、しつこさはありません。
しなやかで目の詰まった組織は、明るい黄色をしていて、冬には薄いクリーム色になります。
表皮はざらざらしてかたく、色は土の色。
熟成が4〜6ヵ月のものは茶色、半年以上のものは緑色のテープが表面に巻かれています。

 

ほかのAOCチーズ同様、コンテと名のるための条件は厳しく、いろいろあります。
その一つは熟成が4ヶ月以上であること。
6ヶ月以上熟成させたものをコンテ・エクストラと呼びます。
12〜24ヶ月熟成させたものは、アミノ酸の結晶があらわれます。
ここまでのものは、ヴュー・コンテ(古いコンテ)と呼ばれたり、コンテ・フリュイテと呼ばれたりします。
その豊かな味わいは、山の果物と形容されるのにふさわしいものです。

 

  • タイプ:ハード
  • 原産地:フランス フランシュ=コンテ地方
  • 乳種:牛
  • 脂肪分:最低45%

 

コンテのチーズの食べ方

スライスしてオードブル、デザートに。
サンドイッチ、サラダやグラタンと料理にオールマイティーに真価を発揮。
グリュイエールと同じくフォンデュにも使えます。
ワインは辛口の白や軽めの赤が合います。

 

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