香ばしいナッツの風味があり、さらに濃厚なミルクのコクが加わわっています。フランス最大の生産量を誇り、最も親しまれているチーズ。
チーズ調味料として知られるパルメザンの元。
イタリア国内で、5つの限られた地域のみで作られているDOCチーズ。
このパルミジャーノ・レッジャーノは 大型チーズの中でも最高級の大きさ。
24〜40kgもある太鼓型のチーズで、チーズの王様と称されるにふさわしいりっぱな風貌です。
王と呼ばれるだけあって、味のほうもりっぱなもの。
しっかりとコシのあるうまみと香りがぎゅっと詰まっています。
パルミジャーノ・レッジャーノの一般的な熟成明間は18〜36ヵ月という長さ。
表皮がアメ色に変わる2年目が食べごろと言われ、かめばかむほどうまみが広がります。
ところどころで感じるざらっとした白い粒はうまみの結晶。
年々数は減リてはいるものの、今でもほとんどが農家でつくられています前日の夕方搾ったミルクに翌朝のミルクをまぜるので、1日―回しかつくれません。
職人芸ともいえるこまかい過程をへてつくられています。
北イタリアを故郷に持つパルミジャーノ・レッジャーノの歴史は古く、デカメロンにも登場し、10世紀以前にはすでにつくられていたとか。
パルミジャーノ・レッジャーノの名前になったのは1995年のこと。
パルマとレッジョ・ネッレミーリアの2つの県の名前が合体し、こんなに長い名称になったのです。
20世紀初めごろ、多くの移民と一緒に新大陸にも渡りました。
おろして料理によく使われますが、バルミジャーノ・レッジャーノは相手を選び1せん。
どんな料煙やワインとでもよく合います。
産地の同じバルサミコ酢をかけて食べてもおいしい。