アナトーは、ペルー、エクアドル、ブラジル、ケニアなどの熱帯・亜熱帯地方各地で栽培されているベニの木の実の種皮から抽出されるオレンジ色の染料。
チーズをオレンジ色に着色するために使われます。
シェーブルは、フランス語でヤギの意味。
雌山羊。雌山羊のチーズの総称。
ヤギのミルクから作られるシェーブルチーズは、山羊特有の個性ある風味が特徴。
各熟成段階でそれぞれのおいしさが味わえます。
シェーブルチーズの味は特有のクセのある風味があり、
若い頃にはさわやかな酸味があり、熟成が進むにつれて深いコクが出てきます。
乾燥熟成したものが多く、パサパサした食感に好みが分かれますが、
チーズ通の間では根強い人気。
ミルクの甘みに加え乳酸菌の酸味が感じられる。
熟成が進むと水分が抜け、固くなり、酸味よりコクが増し、色もアイボリーに変わってくる。
ユニークな形が特徴のおだやかな味わい。
形は名前の通りピラミット型。
サンドレとは、熟成のときに表面にまぶす灰のこと。
ほのかに酸味が感じられ、シェーブル独特の臭みもありますが、
比較的おだやかな食感です。
シェーブルチーズ初心者の方にも食べやすいチーズといえるでしょう。
ポプラの木炭の粉の黒い灰が表面に目立つ。
熟成が進んでいないフレッシュな状態の時は黒く、熟成が進むにつれグレーになっていく。
若いときは、フレッシュで水分も多く、酸味がさわやか。
熟成が進むと表皮が硬くなりますが、中身はしっとりと湿っていてなめらかなのが特徴。
表皮には灰をまぶしてあるため黒く、切ったときの白い断面との対比が美しいチーズ。
灰は山羊のミルクのチーズ独特の酸味をやわらげたり、
濃厚な味わいを加えるカビを定着させるため。
熟成が進むと表皮が黒からグレーに変化していき、硬くなります。
熟成前はさわやかな酸味があり、熟成が進むと強い風味が出てきます。